東光寺建設だより 令和4 年7 月1 日号

祝上棟! 正法興隆と世界平和を祈って

新本堂建て方工事

 4 月中旬までに基礎工事が完了し、4 月2 5 日から3 0 日までの6 日間で新本堂の建て方工事が行われました。住職による工事の安全を祈願した法要後、境内に次々と大量の木材が運び込まれ、宮大工の息の合った掛け声と共に柱や梁が建てられて行きました。期間中雨天の日も多く、木が水を吸い膨張した為、木をはめ込む作業が難航したそうですが、宮大工の尽力で予定通り建て方工事が完了致しました。

新本堂・山門新築工事の施工を担当している宮大工飛鳥工務店の現場監督である栗田将さんに建て方工事の様子を聞いたところ、文章にしてくださいました。ご紹介致します。

 
 4 月2 5 日より本堂の建て方が始まりました。
 御神酒、御塩にて清められ、まず本堂南側の柱が建てられました。
 柱に差し鴨居( さしがもい) 、虹梁( こうりょう) といった水平部分を差し込み、鳥居形に組まれた状態で順に起こされ、北側へと組み上げられていきました。
 次に、その柱の頭をつなぐように、本堂の棟下には丑梁( うしばり) 、外周部には軒桁( のきげた) が架けられると、飛鳥工務店の工場で目にした大きな地松の梁がその上に架け渡されました。
 若い大工衆の威勢のよい掛け声とともに大きな梁が納まっていく光景はまさに圧巻でした。
 そして、雨上がりの空に立ち並ぶ小屋束( こやづか) は、まさに天に届くようでありました。
 その後、その束の上に母屋、そして、ひときわ高い位置に棟木( むなぎ) が載ると、本堂のそそり立つ姿があらわれ、また、四方に隅木( すみぎ) が配られると、伸びやかな軒のラインとともに本堂全体のシルエットが浮かび上がりました。

瓦志納イベント

 5 月1 5 日( 日)、2 2 日( 日)、2 9 日( 日) の3 回、新しい本堂に乗せる瓦志納のイベントを行いました。事前申し込みの方も含め、多くの方に瓦を志納していただきました。イベント当日、お越し頂いた皆様には、直接、平瓦に願意( 願い事) や名前を書き入れて頂きました。瓦を志納して頂いた皆様には記念の御朱印と御守りを差し上げました。
 5 月末日までに志納して頂いた瓦は、平瓦3 1 1 枚分( 留蓋瓦2 個含む)になります。瓦志納イベントは終了致しましたが9 月に瓦葺きが行われるまで、志納瓦の受付は引き続き行っています。こちらで代筆させていただきます。ご協力宜しくお願い致します。

破風板( はふいた) 設置

 現在、本堂の屋根工事の真っ最中です。新本堂の入母屋造りの屋根を象徴する破風板も設置されました。
 お盆明けの9 月には瓦葺きが行われ、1 1 月には本堂を囲っている足場も撤去されます。
 新本堂の完成が楽しみです!

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